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信州に戻ってくる皆さんを応援したい長野県産業労働部雇用・就業支援担当部長・内田 雅啓さん

内田 雅啓さん

「信州企業の力」をもっと知ってほしい

県外の大学などで学んだ長野県出身学生のUターン就職率は、2010年に44%ほどでしたが、売り手市場と言われている現在、大企業指向もあって今年は38%弱となっています。信州の産業や経済を発展させる意味でも、県内の各地域を活性化する意味でも若いみなさんが信州に戻ってくるのは、重要なことなんです。そのため、長野県ではUIターン就職促進に力を入れており、さまざまな施策を展開しています。

例えば、「信州エクスターンシップ」として、1週間程度地域に滞在して職場の実務の他、農業なども体験するインターンシップを実施したり、県外の大学とUターン就職促進協定を結んで、企業の情報を発信したりと、できるだけ多くの学生の皆さんに信州で働き、暮らすことの魅力を伝えていこうと頑張っています。

長野県の産業については、多くの皆さんが「製造業が盛んな“ものづくり県”」というイメージを持っていると思います。その中には、高度な技術力を備え、国内外でのシェアも大きく、業界で高い評価を受けている企業がたくさんあります。そんな「信州企業の力」を学生、保護者の方に知ってもらいたいですね。製造業だけでなく、観光や農業といった産業も盛んですし、「仕事の面白さ」という点で、信州は大都市圏に引けを取らない魅力があると言えます。今後、AIやIOTの活用がさらに進展していってもその魅力はあせないと思っています。

地域の中で生きがいを見いだす生き方も

長野県では、県内企業への就職に加えて、創業・起業も積極的にバックアップしています。信州の近代を考えれば、生糸産業で日本一になった明治~大正期、戦中に疎開してきた企業を元に精密機械工業を発展させた昭和の高度経済成長期。そうした時代を経て現在の情報通信や航空宇宙産業へと、時代の移り変わりに対応して日本の産業を支えた創業者も数多く輩出しており、創業・起業をサポートする土壌は整っています。

信州の魅力はもちろん、働くことだけではありません。豊かな自然の中で、プライベートも充実できる、という点は、県外、とりわけ大都市圏で生活した経験のある皆さんなら容易に想像できるのではないでしょうか。物価水準も都市部に比べて低く、温泉施設や美術館、博物館などリフレッシュしたり、自分を高めたりできる施設も身近にあります。

現在は、高齢化が進み、地域の活性化が大きな課題になっていますが、そこで求められているのが、若者の力です。仕事のかたわらで、活力が失われつつある地域の再生にも取り組む―。その中で自分の「生きがい・居場所」を見いだすというライフスタイルも、今の時代では魅力の一つになるのではないでしょうか。

ふるさとに根を下ろし、人生を豊かにするために

ふるさと・信州は、どのような思いを抱えた人も、温かく迎えてくれます。この信州で働き、暮らすことで自分の人生を豊かにしたいと考えるなら、社会人として、責任を持ち自分の能力を生かすという意志を持っていた方が良いでしょう。例えば仕事への熱意や意欲。たくさんの人が関わる社会の中で生きるための一般常識やコミュニケーションの力。さらには今、学校で学んでいる専門的な知識や技術をしっかり身に付けることも、これからの人生の助けになるはずです。

就職活動で望み通りの結果を得るのは、なかなか大変なことだと思います。その中で「折れない心」「明るく前向きな気持ち」が養えたら、それは揺るぎない戦力となるはずです。社会人になってもきっと大変なことはたくさんある。その状況をどのように受け止め、どのような役割を果たすことができるか―。困難を乗り越える可能性を備えた皆さんが信州で働いてくれたら、職場にも地域にも、そして皆さん自身にも、明るい未来が開けると思うんです。

  • 内田 雅啓さん長野県産業労働部雇用・就業支援担当部長
  • 1960年生まれ、長野市出身。慶應義塾大学法学部法律学科卒。84年長野県庁入庁。通商産業省(現経済産業省)立地公害局立地指導課開発指導係長、産業労働部産業立地・経営支援課長、同産業政策課長などを経て2017年から現職。趣味はウォーキング、歴史探訪など。
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