笑顔を分かち合う温かい社風
高校時代にインターンシップでホテル業務を体験学習し、観光業に興味を持つようになりました。そこで、出身地の九州でホテル業務を学べる専門学校に進学。在学中は2年間、ホテルでアルバイトもしました。そうした中でお客さまとの接客時間が短く機敏な動きが求められるホテルより、穏やかな接客でお客さまと長い時間を過ごす旅館への就職を考えるようになり、合同説明会で出会ったのが当社です。参加していた全旅館を見学した上で、当社の「笑顔を分かち合う」との企業理念と、スタッフがお客さまのために積極的に考え行動している点に惹かれました。九州から離れた地ではありましたが、若いうちに多くを経験しようと、不安に感じることもありませんでした。
入社1年目の現在は、約半年間の仲居とフロント業務の研修を経て、マルチタスクとして両業務を担当しています。仲居業務は客室にご案内し、夕食提供時は料理の素材や調理方法などをご説明しつつ、翌日の予定を伺って会話を盛り上げます。フロント業務ではチェックイン・アウトをされるお客さまの第一印象となる場。笑顔に努め、ミスが重大なご迷惑に発展することもあるため、食品アレルギーの確認など細やかな下準備で仲居や厨房と連携を図っています。
マルチタスクで働く醍醐味
マルチタスクは毎日業務が異なるため、日々変化があって充実しています。先日は仲居としてお誕生日のお客さまに飲み物をサービスしたり、さまざまな話題で会話を盛り上げ、周辺観光もご案内したところ「次回も山田さん指定で泊まりたい」と喜んでいただけ、とてもうれしく、当社で働いていることを誇らしく感じました。他のお客さまからもご夕食時での笑顔や接客態度、またご案内時の対応などでお褒めいただくこともあり、その言葉が接客への自信につながっています。
なお、当社はICTの活用で業務の効率化を図り、社内委員会制度により各自が主体的に課題発見や解決策の実行を行うなど、先進的な経営を進めています。そして、入社2週間と年間に3回程度講師を招いての接客指導があったり、社員同士で料理の説明に対する言葉遣いの評論会などを行ったりもしています。スタッフも若手が大半で、人間関係が良いのも魅力。そうした中で、お客さまに満足と感動を与える接客でリピート率を向上させ、全体を見渡す力を付けることで効率的な業務に取り組んでいくことがこれからの私の目標です。
オフの過ごし方
職場の仲間と善光寺や小布施、戸隠、渋温泉や地獄谷野猿公苑など近隣の観光地へ行ったり、スタッフの大半が県外出身で寮暮らしのため、互いの部屋で歓談したりしています。リフレッシュ休暇には九州の実家に帰る予定です。
学生へのメッセージ
私が就活で意識していたのは、実際に職場に足を運び、自分に合う雰囲気で長く働き続けられそうかを確認すること。当社では人間関係の良さや明るい雰囲気を感じてほしいですね。